家電、自動車などの身の回りの機器から、産業用ロボット、工作機器などの産業用機器まで、その高度な機能や性能の実現を支えているのが『組込みソフトウェア』。そうした機器の多機能化、省エネなどの環境対応、IoTをはじめとした通信対応など、求められる要求は高まるばかりです。そうした要求に応えるべく、クレスコでは20年以上にわたる組込み開発経験と先端技術を融合した開発を手がけており、現在では、カーエレクトロニクスやスマートフォン、情報家電、医療用機器、ロボティクスなど、多彩なクライアントの製品や産業機器にクレスコの手がけた組込みソフトウェアが搭載されています。
私は医療機器開発のプロジェクトのメンバーとして、画面開発を担当しています。この開発の特徴は、医療機器という特性上、非常に高レベルな安全性と信頼性が求められるということ。画面開発でいえば、無限ともいえるユーザーの操作パターンにおいて、いかなる組み合わせでも問題なく画面が表示されることを保証しなければなりません。そのため、他製品と比べてもかなり厳しい分析やテスト工程が繰り返されています。また、もし現工程で不具合がすり抜けてしまっても、次の工程でキャッチできるような仕組みづくりを行うなど、どの工程も気を抜くことはできません。
もともと手に取れる製品の組込み開発を志してクレスコの門を叩いた私でしたが、医療機器開発で人々の健康や幸せに貢献できるというのは思い描いていなかった道でもあり、大きな充実感を感じています。
組込み開発の技術は奥が深いので、この技術といえば自分! と言われるのが目下の目標です。 スキルを磨くためにも、勉強会やセミナーに参加したり、展示会で最新技術に触れたりすることで、今後の道を模索している真っ最中です。また、技術スキルの成長を測るためにわかりやすい尺度となるのが資格取得。2016年には組込みソフトウェア技術者試験クラス1のChief Expertを取得。これからもさらなる資格取得を狙っていきます。
また、クレスコではプロジェクトやチームマネジメントを担うキャリアだけでなく、技術に特化した道を進む「ITビジネススペシャリスト」というキャリアが用意されています。周りの先輩にもロールモデルとなるスペシャリストは数多く、私もまずはその道を目指していきたいと思っています。これからも、クレスコで経験やスキルを積むことを楽しんでいきたいですね。
スポーツでの実績を活かして、クレスコの「ユニーク採用枠」に興味を持ちエントリー。独立系企業には珍しく技術研究所があり、最新のIT技術に触れる機会が多そうだったことも決め手の一つ。
- 入社1年目
- 家電製品に組込むシステムのプロジェクトで、初歩となる技術を磨く。
身近な製品の開発に携わることができてモチベーションが上がる。 - 入社2年目
- 車載機器開発プロジェクトで、1カ月にわたる長期地方滞在を経験。
技術力の高い先輩に刺激を受け、技術力向上に目覚めたのもこの頃。 - 入社3年目
- 医療機器開発プロジェクトで基本設計からテストまでの全工程を経験厳しい現場ではあるが、技術で人の健康や安心安全に貢献する、クレスコの仕事に改めて誇りを感じている。
※内容はインタビュー当時のものです。